2007年1月21日日曜日

香港居候生活日記

  私ことプーアルは香港に住む日本人です。もうかれこれ15年目に突入し、私自身も殆ど人生の何分の一かを占める程長くここに居候することになるとは、冗談にも思いつきませんでした(笑)が、これも何かのめぐり合わせなのでしょう。まあここではそんな一介の日本人がこの地で暮らす中で感じたことやちょっと使えそうな広東語を並べていって少しこの地の雰囲気が伝われば幸いです。

  ところで香港というと国際都市・金融都市という名にふさわしく人種のるつぼで、世界の皆さんがしのぎを削ってるわけです。大多数は香港人(大陸の人じゃないよ)で続いてフィリピン,インド,東南アジア系,西洋人、韓国人、日本人ですが、油断してはいけないのが香港人。この中でも潮洲系、上海系、客家系、広東系などに分かれていて一部お互い通じないこともあるのです。
  こうした状況を広東語で鶏同鴨講(ガイ トン アップ ゴーン)といいます。ようするに見た目は同じに見えるのにまったくお互いに意思疎通ができないという意味です。だから同じ香港人同士でも会話が成立しないことは普通に有るわけです。特に会社なんかでひそひそ話しをするときはこれでやられるとまずわかりません(でもそういうときだけ使ったらもうばれてるかも)。こんな香港の人を見てると『だから言葉が通じなくても怖気ず、堂々と異国人と一緒に暮らせるこんな香港ができたのだなぁ』とつくずく思います。

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